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2009年11月15日

『桜の園』に向けて6

『桜の園』の上演に向けて、毎週日曜日はうちの劇団員たちの紹介を代表であり演出である僕から、僕なりの視線で書いてみたいと思う。
書き方に語弊が有る場合もあるだろうけど、読者の方は我慢していただきたい(笑)
第6回の今日は…。
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暁雅火(あかつきまさか)
今回演じるのはエピホードフ。
この家の会計係、らしい。
前回同様、役の詳細は割愛します。

高校生の頃から知っているこの男。近頃でこそ芝居の話がまともに出来るようになったし、劇団経営、運営、展望などいろんなことでもいい相談役になってきたが、昔はほんとにどうしようもない男だった。
ひとつには、僕と同じボンボンなので社会常識と認識がちょっと考えられないくらいに甘くてそのせいで芝居が微妙にずれてる。いや、微妙にじゃなかった(笑)今はそのことを強みに、いい意味で個性派俳優としての一歩を踏み出しているし、年間かなりの数のステージ数をこなしているのでスキルも高くなった。

芝居について言えば、舞台の上の整った空気を散らかしていくことに長けていると思う。それは作品によって良し悪しを生むものであるがアクトのようにいい子いい子した感じの役者が集まっているところでは必要不可欠なある種の光と影のバランスをとっていることと思う。ま、ちょっとセリフがうるさい嫌いはあるが、その五月蝿さも歳を重ねるごとに劇の中身に調和していけば昨今あまり類を見ないいい具合の役者臭さとなるのではないかとながーい目で見ている。

これまでの上演で言えば『マリアの首』の第一の男が当たり役だろう。ちょっと人間離れした感じと芝居の雰囲気との不思議な調和性がこの男の長所だ。
チェーホフの名作で言えば『かもめ』のトレープレフが当たり役でしょう。

今回公演では十八番のエピホードフをどこまで抑制の利いた大人の芝居で魅せることが出来るかが課題。

とにもかくにも暁雅火をよろしくお願いします。
posted by connie at 13:49| Comment(1) | 役者紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

『桜の園』に向けて5

『桜の園』の上演に向けて、毎週日曜日はうちの劇団員たちの紹介を代表であり演出である僕から、僕なりの視線で書いてみたいと思う。
書き方に語弊が有る場合もあるだろうけど、読者の方は我慢していただきたい(笑)
第5回の今日は…。
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菊地正人(きくちまさと)
今回演じるのはフィールス。
この家の老執事です。
前回同様、役の詳細は割愛します。

まさか、この男がこんなにも長く残って僕と仕事をしているとは全く想像がつきませんでした。なにせ、彼は1年後輩なんですが最初の2年間は挨拶はおろか言葉を交わしたことも無かったのです。なぜって?なんとなく嫌いなタイプの男の子だからです。ところがひょんなことをきっかけに急に仲良く(?)なり、気がつくと仕事の相方に成りました。人生は不思議です。

芝居に関して言えば、とにかく細かいことにうるさい。セリフの言い方だのタイミングだの役の作り方だの。しかも、綿密さとは裏腹にセリフ覚えが悪い。いい加減なんだか緻密なんだかさっぱり分らない。あと、芝居の神様が降りてくることが多い。要するにハプニングなんだか計算なんだかさっぱり分らないが変なとこで面白い。そういうタイプの役者さんです。しかも職人気質。よく言えば硬軟あい交えた万能型、ということになるでしょうか?ま、彼からすれば僕みたいな万事いい加減な人のほうが信じにくいのでしょうが。

これまでの上演で言えば『華々しき一族』の鉄風が当たり役でしょう。平々凡々と見せかけてその実、平々凡々。というなんだか得体の知れない難役をまぁいとも簡単にやってお客様のうけを一人で持ってっていました。
チェーホフの名作で言えば『桜の園』のロパーヒンが当たり役でしょう。

僕は彼に関しては『大人になる』ということが結構大事な課題だと思っていますので、今回はそれが出来るかどうか。

とにもかくにも菊地正人をよろしくお願いします。
posted by connie at 10:46| Comment(0) | 役者紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

『桜の園』に向けて4

『桜の園』の上演に向けて、毎週日曜日はうちの劇団員たちの紹介を代表であり演出である僕から、僕なりの視線で書いてみたいと思う。
書き方に語弊が有る場合もあるだろうけど、読者の方は我慢していただきたい(笑)
第4回の今日は…。
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安中愛子(あんなかあいこ)
今回演じるのは、アーニャ。
言わずと知れたラネフスカヤの娘。
前回同様、役の詳細は割愛します。

多分、僕の演出家としての人生で一番厳しく接したのが彼女です。
とにかく怒って、とにかく強制して、とにかく説教して。
ありとあらゆる面で、僕の考えを100%反映してくれると思えるのはこの安中でしょう。
役の作り方、表現の仕方、アンサンブル、タイミング。
どれをとっても僕は最近彼女に出すダメがないくらいです。

芝居について言えば、音の通りがいいこと。セリフがきちんとまっすぐ言えること、グルーブとメロディが使い分けられること。お姫様からおばはんまでこなす器用さがあること。
なのに、変なとこで頑固なとこ。が良いとこでしょうか。
スケール感が大きくなって、多くの人と感情共有できるようになれば良い女優さんだと思います。今回はある意味、十八番のアーニャで勝負をかけて桜の園の中核を担ってもらいたいと思っています。

これまでの上演で言えば『温室の前』の牧子が当たり役でしょう。暗さと不自然な明るさ、それに加えてどこか後ろ暗く不幸なところは本人のセルフイメージの押し出しによってよく演じられていたと思います。
チェーホフの名作で言えば『かもめ』のニーナが当たり役でしょう。

今回は彼女に関しては安心して稽古できる反面、一皮向けてほしいという気持ちが大きいです。

とにもかくにも安中愛子をよろしくお願いします。
posted by connie at 13:25| Comment(1) | 役者紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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